僕たちは世界を変えることができない。 ☆☆☆☆
イマをトキメク俳優さんたちの競演。
おばちゃんもいいけど、若い人にイケメン目当てでも
見てみて、考えてもらうための映画みたいね。
これも実話ってことなんだけど、どうしても
映画より現実の人たちの方が、きっとドラマチック
だったんではないかなって思ってしまう。
現実にこんな若者が存在するって思うと、
映画ではなくドキュメンタリーを見たいって。
二十歳くらいの子たちが、ここまで頑張れるって
なんか励まされる。
そういう意味で、この映画は
十分に役目を果たしたようにも思う。
星四つです。
カナリア ☆☆☆
この映画の存在はついこの間まで
知らなかった。
http://www.shirous.com/canary/intro.html
子供達のロードムービーの様な感じだけど
成長とか、冒険とかってのではなく
逃亡に近いからか、すっきりもしないし
見ていて引き込まれたりもしなかった。
現実と創作を織り交ぜってっていうふうに
作りたかったんだろうけど、子役俳優さんが
頑張っている割には、虚無感や、事の重大さも
伝わってこなかった。
こういうテーマなら、もう少し熱いものを
ぶつけてほしかった気がする。
なので、星三つです。
ゼロ・ダーク・サーティー ☆☆☆☆☆☆
戦争映画って知らずに見た。
熱く描くのではなく、とても冷静に淡々と
描かれているこの作品の監督は「ハート・ロッカー」
の人なのね、納得。
女性主人公の、緻密に積み上げていくように戦う姿は孤独。
実話に基づいた作品なんですね。
ある意味、生々しく、残酷で陰鬱としたテーマなだけに
見終えて、決してスカッとするような結末などない、
現在進行形の戦争映画だった。
きっと誰しも考えさせられる作品なのではないかな。
この先に、未来に、何があるのだろうと考えると
やはり暗い気持ちになってしまう映画だった。
星、六つです。
2012 ☆☆☆
ありがちなパニック映画って感じ。
これといった内容もないけど、映像がすごくて
怖かった。でもなんだか残念なことに、緊迫感はなかった。
まあ見る、映画としては、価値あるかも。
でも、見る、ということだけで満足することが前提だけど。
この世が終わりをむかえる日が来たら、なんてことは
誰しも一度は考えてみたことがあるよね。
この映画を見ながら、おばちゃんも考えてみた。
家族が生き延びてくれたら満足。そう考える人もきっと
多いだろう。そんな気持ちを確認する映画だった。
もう少し内容にひねりとか欲しかったな。
それにこういう映画多いから、もうちょっと
役者さんにも熱演して欲しかった。キャスティングがイマイチね。
ってことで、星三つでした。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん ☆☆☆☆☆☆☆
高校生の学園ものかと思って、見始めた。
ちょっとした、ラブコメ的な感じかなと。
全然思ってた映画じゃなかった。いや、いい意味で。
染谷将太の出演映画を結構見てるけど、いつもいい。
何考えてんだかわからない表情を見ていると、どうしても本心を知りたくなる。
今回のこの役にもぴったりだった。
この映画は、話が進んでいくうちに、優しさや悲しさがだんだん見えてくる。
テーマが重いんだけど、押さえて、力まずに伝わってくる。
そういうところが余計に切なかったなぁ。
こういう「愛」の形が、実は一番憧れる。
もっとも、この映画の様な背景はないとして、だけど。
全部を受け入れて、何度でも、そしてずっと付き合ってくれる。
いや、やっぱり憧れる。純愛だよね。
おばちゃんの心がちょっと洗われたようで、
星、七つです。
フィリップ、君を愛してる ☆☆☆☆☆
この映画の存在、知らなかった。
実話が元にあって、ジム・キャリーが出演してるのにね。
主人公も魅力的だけど、やっぱりフィリップだよね!
すんごいカワイイ。そりゃあ愛されるわって思えちゃう。
しぐさの一つ一つがキュート。
スティーブンの愛してるから、自分なりに大切にしたいって
気持ちと、愛してるから一緒にいるだけでいいの、っていう
フィリップとの両方の気持ちが見て取れるから、ちょっと切ない。
愛する者同士のこういうところって、国やお互いの関係性とか
関係ないんだなって改めて感じた。
何者にでもなれてしまう、ものすごく頭のいい人だったから
嘘もつけるって事だろうな。もったいないな。
それにしても海外での裁判ってびっくりするくらい服役期間が長い。
テンポがよくって、楽しく見れた映画だったのでいいんだけど、
感動したり、考えさせられたりするような映画ではないね。
友達同士とかでなんか映画でも見ようか~に、いいかも。
で、星五つです。
ソロモンの偽証 前編・後編 ☆☆
ぜんぜん面白くない。
ありえない!って叫びそう。
だって映画に出てくる中学生は、大人びてるとかではなく、
大人の監督や脚本家が大人の頭で創作した「中学生」って感じで気持ち悪い。
とっても忙しいはずの、教師や刑事や弁護士までもがマジで付き合う?
嘘でしょ!
リアルだといくらなんでもこんなこと出来ないし、あったとしても
あんなに裁判に精通した中学生たちや、必死で本物の裁判のように受け止める
保護者やその他の大人たちって、考えられない。
この映画を見ていて、ずっと心の中で「ないわ~」って呟いてた。
裁判のシーンがあるから、前編・後編の長編になったんだろうけど
何度も言うようだが、引き込まれるシーンは一箇所もなかった。
しらけた気持ちで作り物の ”映画” を見ているってのを実感した
作品だった。ある意味、悲しい。
いいところを探すとしたら、映像が綺麗だったところ・・・かな。
という結果で 星二つです。